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「ずっとloserだった」 - 対談:天野篤・順天堂医院長◆Vol.1

スペシャル企画 2017年10月29日 (日)  まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

メディアでも活躍する11年目の外科医、中山祐次郎氏(福島県郡山市の総合南東北病院外科)が医療界内外の「憧れの人」に会いに行く新企画が始まります。第1回は順天堂医院院長で心臓血管外科教授の天野篤氏。どのように腕を磨いていくべきか、病院のPR戦略、そして外科医不足への処方せんは――。外科医師同士で率直に語っていただきました(2017年10月5日に対談。全4回の連載)。 中山祐次郎氏 最初に自己紹介をさせていただきます。医師になって11年目、大学は鹿児島大で、卒後は都立駒込病院で初期・後期研修と10年間、勉強しました。専門は大腸外科です。10年経ったところで、縁もゆかりもなかったのですが、福島県の総合南東北病院でこの4月から働くことになりました。駒込は癌専門病院ということもあり、癌ばかりやっていましたが、それではいかんなと思ったからで、外に出て広く一般外科を勉強し直すために地域の中核病院に移りました。 医師の仕事をしながら、「ヤフーニュース個人」や「日経ビジネス・日経メディカル」などで物を書くこともやっています。最初は趣味でしたが、2014年に幻冬舎から自著(「幸せな死のために一刻も早くあな...