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四病協、勤務環境調査結果を厚労省検討会に提示へ

レポート 2017年10月28日 (土)  水谷悠(m3.com編集部)

四病院団体協議会の「病院医師の働き方検討委員会」で委員長を務める日本病院会副会長の岡留健一郎氏は10月27日、四病協が10月に会員病院の管理者を対象に「医師の勤務環境改善策の取組み状況についての緊急調査」を実施したことを明らかにした。11月10日に行われる予定の厚生労働省の第4回医師の働き方改革に関する検討会に提示することを、同日の委員会で決めた。厚労省の検討会の構成員でもある岡留氏は、「四病協としての考え方をまとめ、実態を検討会で理解していただく」と狙いを述べた。 調査は10月18日から27日にかけて実施。岡留氏によると、内容は宿日直の取り扱いや、タスク・シフティングをどの程度行っているかなど、約50項目。これとは別に、働き方全般にわたる調査も検討しており、この結果を基に、四病協としての見解をまとめる方針。委員会の委員の1人で日本医療法人協会副会長の馬場武彦氏は「(働き方改革の議論は)地域医療への影響が極力少なくなるようにしなければいけない」と指摘。厚労省の検討会の中間取りまとめ(年明けの予定)に反映されるよう、、年内にもまとめたいとの考えを示した。...