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特定健診勧奨など、生活習慣病重症化予防で評価提案

レポート 2017年11月1日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)の11月1日の会議では、外来医療のうち生活習慣病の重症化予防が議題となった。厚生労働省は、検査値の目標や特定健診・特定保健指導の勧奨といった療養計画の内容などの視点から、生活習慣病等管理料の算定要件を見直すことを提案。診療側、支払側とも支持する意向を示した(資料は厚労省のホームページ)。 中医協総会 厚労省が提示した論点案は以下の二つ。 生活習慣病の重症化予防の推進のため、効果的・効率的な指導管理の取り組みを促す観点から、 (1)療養計画の内容(検査値の目標、特定健診・特定保健指導の受診勧奨等) (2)ガイドラインやデータに基づく診療支援 等といった視点から、生活習慣病管理料の見直しを検討してはどうか。 糖尿病透析予防指導管理料における腎不全期指導加算について、より糖尿病性腎症の重症化予防に資するよう、対象患者の見直しを検討してはどうか。 後者については、根拠として提示されたデータが一つの医療機関のサンプル数247と限られたものだったことから、日本医師会副会長の今村聡氏が「もう少し精緻なデータを示していただ...