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“強い”大臣、官僚組織も改革 - 舛添要一・元厚労大臣に聞く◆Vol.2

スペシャル企画 2017年12月6日 (水)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――厚労大臣時代、常に社会の目を意識し、マスコミを上手に使われていたように映ります。 広報活動は大事。厚労大臣に就任して最初に取り組んだのが、記者会見場を変えること。今、厚労大臣が会見する時は、紺色のカーテンが引かれますが、あれは私の時代に用意したもの。厚労省のロゴマークも、公募して作りました。 また医療制度改革をはじめ、大事な情報ほど、いかに正確に伝えるかが大事。国民は誰が発言するかを見ており、ポジションが上の人ほど信頼性は高まるため、要所要所で私が会見を担当していました。 舛添要一氏は、参院比例代表で選出された議員のため、医療関係団体などの意向に左右されず、舵取りができたという。 ――それで2009年春から始まった新型インフルエンザ流行の際は、先生ご自身が深夜などでも会見されていた。 その通りです。マスコミは怖い存在であるものの、「上手に使えばいい」というのが私の考えで、批判されることも多々ありましたが、その批判も、ないよりもあった方がいいということです。 ――官僚組織については、審議会や検討会の人選方法を変えたほか、局長人事を見直したことも注目されました。保険局長はキャリア官僚が...