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医師が望むのは「完全休日」、そのためには増員

レポート 2017年11月10日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

全国医師ユニオンは11月9日、「勤務医労働実態調査2017」の集計結果の概要を発表した。この中で、勤務医の労働条件改善策として多くの回答を集めたのは、「完全な休日を増やす」。改善に有効な方法としては、「医師数の増員」と「無駄な業務を減らす」などが挙がった。全国医師ユニオン代表の植山直人氏は、「全く休みなく働いている医師もいる。2012年の前回調査と比べて、ほとんど変化がない。非常に深刻な状態だ」と述べた。詳細な分析結果は、来年1月に公表予定。 植山直人氏 調査は日本医療労働組合連合会や各医療団体、学会に協力を求め、7月1日から9月30日にかけて実施。これまでに約1800人の回答があり、うち1621人分をまとめた。内訳は次の通り。 雇用形態別:常勤1336人(82.4%)、非常勤158人(9.7%)、初期研修医71人(4.4%)、後期研修医37人(2.3%)、大学院生5人(0.3%)、未回答14人(0.9%)。 勤務先の開設主体別:大学病院304人(18.8%)、国公立病院281人(17.3%)、公的病院308人(19.0%)、民間病院509人(31.4%)、診療所111人(6.5%)、...