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「出身大学と同一都道府県で臨床研修」、52.5%◆Vol.1

レポート 2017年11月15日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

医師の卒後2年間の臨床研修先を決めるシステムが、医師臨床研修マッチング。臨床医としてスタートする段階での臨床研修先選びは、医学生らにとって非常に重要である上、研修医を受け入れる病院側にとってもどんな視点で研修先を選ぶのかは気になるところ。 m3.com編集部では2016年度に続き、医師の国家試験対策などを手がける株式会社テコムの協力を得て、2017年度の医師臨床研修マッチングに参加した医学部6年生、既卒者に今秋、アンケートを実施した(2016年度の結果はこちら)。2018年度からスタート予定の新専門医制度や、国レベルで検討が進む医師偏在対策が研修先選びにどんな影響を及ぼしているのか――。 2008年度以降、日本の医学部は定員増に舵が切られたが、その中で特に増加したのが、卒業後、一定期間、大学のある都道府県に勤務することなどを条件とする「地域枠」だ。「地域枠」の卒業者は、おのずから臨床研修先も限定される。まず「一般枠」か「地域枠」かを聞いたところ、全体では89.1%が「一般枠」と回答。男性の方がやや多く91.2%、女性は85.5%だった。 Q1.一般枠と地域枠、どちらで入学しましたか?(...