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「複数医療機関による訪問診療」、診療報酬で評価

レポート 2017年11月13日 (月)  水谷悠(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は11月10日、在宅医療を議題とした。複数の医療機関による訪問診療について、厚生労働省は主として在宅医療を担う医療機関の医師が患者・家族の同意を得て他の医療機関に訪問診療を依頼し、実施した場合に診療報酬上の評価をすることなどを提案し、了承された(資料は、厚労省のホームページ)。 2017年11月10日中医協総会 厚労省が提示した論点案ごとの委員の主な意見は次の通り。(網掛け部分が厚労省提示の論点案) 在宅における療養計画に基づき、主として在宅医療を担う医療機関の医師が、患者・家族の同意の下で、他の医療機関に当該患家への訪問診療を依頼し、当該他の医療機関がそれを実施した場合、診療報酬上の評価を設けてはどうか。 地域医師会等の協力により、在宅療養支援診療所以外の医療機関が他の医療機関と連携して、24時間対応を含めた在宅医療体制を構築し、訪問診療を提供している場合には、一定の評価を検討してはどうか。 日本医師会常任理事・松本純一氏:特に専門性の高い診療科に関して我々は要望していた。方向性として歓迎する。不適切な運...