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「雑務が負担」、日本46.5%、米国11.7%で大差◆Vol.3

スペシャル企画 2017年11月19日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

『「週7日勤務」、日本6.2%、米国4.2%』では、日米の医師の1週間の勤務日数や勤務時間についての調査結果を紹介した。仕事の負担感は、仕事の質、内容にも大きく左右される。では、日米の医師が「負担が重い」と思っている業務は何だろうか。主に想定される業務を挙げ、「非常に負担が重い」「やや重い」「どちらとも言えない」「やや軽い」「非常に負担が軽い」の5段階で聞いた。 「非常に負担が重い」「やや重い」の合計で見ると、「病棟診療」と「手術」以外は、日米医師の回答の開きが大きく、いずれも日本の医師の方が、はるかに負担感が大きいという結果だった(Q1)。日本の医師で最も負担感が大きいのは「雑務」(46.5%)、以下、「外来診療」(46.2%)、「院内の会議・委員会」(36.2%)、「ペーパーワーク」(35.0%)と続いた。米国医師の場合、最多の「外来診療」でも、負担感は31.9%で、「雑務」は11.7%にとどまった。 「雑務」「ペーパーワーク」「院内の会議・委員会」の負担感が、日本で大きいのは、医療クラークをはじめとする診療をサポートするスタッフが、米国と比べて手薄なことが挙げられる。また、日本の...