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「複数名での訪問看護、算定回数制限を」

レポート 2017年11月16日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は11月15日の会議で、「在宅医療(その4)」として訪問看護について議論した。厚生労働省は、複数名による訪問看護の算定回数の設定や、医療的ケア児に関しての学校との連携などについての論点案を提示。複数名による訪問看護は、算定回数が激増していることなどから、診療側、支払側とも一定の制限を設ける必要性を指摘した(資料は、厚労省のホームページ)。 2017年11月15日中医協総会 厚労省が提示した主な論点案と、委員の主な発言は次の通り。 ◆利用者のさまざまな状況に対応する訪問看護(訪問看護の提供体制)の論点(案) 複数名訪問看護加算においては、看護補助者との同行訪問に算定回数の制限がないことから、算定回数の設定について検討してはどうか。 利用者の安全のために、利用者の身体的理由をもって複数名訪問を実施した場合にも加算の算定を行えるよう、複数名訪問看護加算の要件を見直してはどうか。 1人の利用者に対し、複数の訪問看護ステーションが指定訪問看護を実施する場合の訪問看護ステーション間の相互の連携を推進するために、連携の具...