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「院外処方、なぜ院内の3倍の技術料か」、疑問の声

レポート 2017年11月17日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

内閣官房行政改革推進本部の行政事業レビューで11月16日、調剤技術料が取り上げられた。同事務局は、1処方の平均的な技術料について、院内処方と院外処方で約3倍の差が生じていることを指摘する資料を提出。評価者からは、「なぜ院外だと3倍も払うのか、疑問だ」などの声が提示され、取りまとめとして「薬局の実態として、厚労省の目指すかかりつけ薬剤師・薬局は現時点では少数派で、今の調剤報酬体系のままで目指すことには疑問の余地がある。真に患者のためのかかりつけ薬剤師・薬局を進めるためにも、メリハリのある適正で効率的な調剤技術料の設定を目指すべきではないか」との意見が出された(資料は、内閣官房のホームページ)。 (2017年11月16日内閣官房行政改革推進本部事務局提出資料) (2017年11月16日厚生労働省提出資料) 事務局提出資料について、日本総合研究所調査部上席主任研究員の河村小百合氏が「グラフを見てぎょっとする。院外処方は現在普通になっていて、(お金を)こんなにたくさん余分に払っている」と指摘。太陽有限責任監査法人パートナーの石井雅也氏も「院内処方では(調剤の技術料は)診療報酬940円に含まれて...