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20代医師で大差、「過去1年間に、論文1本以上」◆Vol.4

スペシャル企画 2017年11月26日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

2016年に執筆した、ご自身が1st authorの論文数を聞いた結果、「執筆論文が1本以上」との回答は、各年代とも米国医師の方が多かった。特に日米の差が大きいのは20代。米国の20代医師は67.9%が「1本以上」と回答したのに対し、日本の20代医師は14.9%で、53.0ポイントも差が付いた。医師の20代は、両国とも研修する立場にあるが、米国医師の場合、臨床の知識や技術を学びながらも、自ら新しい知見を発信するために論文執筆にも力を入れている実態がうかがえる。 若手医師は「1本」との回答が多いことから、「3本以上」で見ると、米国医師で最多は30代で計15.4%。一方、日本の医師の最多は50代で計6.7%、日米比較で、年代と割合に開きが見られた。 米国医師の年代別の傾向を見ると、「執筆論文が1本以上」の割合が最も多かったのは、20代で67.9%。内訳は「1本」が32.1%、「2本」が28.6%。次が30代で62.2%。「3本」(20代7.1%、30代6.7%)、「4本」(同0%、3.1%)、「5本以上」(同0%、5.5%)では、いずれも30代が20代を上回った。 一方、日本の医師では、最...