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2018年度診療報酬改定の基本方針(骨子案)、ほぼ了承

レポート 2017年11月24日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は、11月24日の社会保障審議会医療部会(部会長:永井良三・自治医科大学学長)に、2018年度診療報酬改定の基本方針(骨子案)を提示、各論での幾つかの指摘や意見は出たが、おおむね了承を得た。医療部会の次回開催予定は12月6日で、社保審医療保険部会でも並行して議論しており、12月の第1週には基本方針が決定する見通し(資料は、厚労省のホームページ)。 基本方針(骨子案)は、「改定に当たっての基本認識」「改定の基本的視点と具体的方向性」「将来を見据えた課題」から成る。「改定の基本的視点と具体的方向性」の柱は下記の4つ。 1.地域包括ケアシステムの構築と医療機能の分化・強化、連携の推進(重点課題) 2. 新しいニーズにも対応できる安心・安全で質の高い医療の実現・充実 3. 医療従事者の負担軽減、働き方改革の推進 4. 効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続可能性の向上 重点課題に掲げられたのは、「1」で、地域包括ケアシステムの構築に向け、地域間の多職種連携、適切な役割分担に基づく医療・介護サービスの提供、かかりつけ医・かかりつけ歯科医、かかりつけ薬剤師・薬局の評価などを盛り込んだ。...