1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「最も不満なのは給与」、日米ともにトップ◆Vol.5

「最も不満なのは給与」、日米ともにトップ◆Vol.5

スペシャル企画 2017年12月4日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

今回の「日本vs.米国、医師2732人を徹底調査!」では、日本と米国ともに勤務の内容および時間のいずれの面でも、医師の負担が相応に重い実態が浮き彫りになったが、両国の医師は自分の勤務環境をどう受け止めているのだろうか(、『「雑務が負担」日本46.5%、米国11.7%で大差◆Vol.3』を参照)。 「現在の勤務満足度」を5段階で聞いた結果、「非常に満足」と「やや満足」の合計は、60代がほぼ拮抗した以外は、いずれの年代でも米国医師の方が高い結果となった。最も日米差が大きいのは20代で、米国医師では計93.9%だったのに対し、日本の医師では57.4%だった(Q1)。 年代別の傾向を見ても日米差があり、米国医師では回答数が少ない70代を除くと、年代が上がるにつれ、満足度は下がる。一方、日本の医師では年代が上がるにつれ、満足度が微増する傾向が見て取れた。 では「現在の勤務で最も不満に思っていること」は何なのか。日米の医師ともに最も多かったのは、「給与」(日本21.8%、米国25.0%)だった(Q2)。次いで多かったのは日本の医師では「業務内容(診療・教育・研究など)」で14.3%が選択、米国医師...