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「第三者評価の受審」、特定機能病院の承認要件にすべき?

レポート 2017年11月30日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の「特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会」(座長:遠藤久夫・国立社会保障・人口問題研究所所長)は11月30日、特定機能病院の承認要件に「第三者評価」の受審を追加するか否かを議論、さまざまな意見、検討すべき課題が出て結論は出ず、次回の検討会で継続議論することになった(資料は、 厚労省のホームページ)。 第三者評価の候補の一つ、日本医療機能評価機構の病院機能評価事業では2018年4月から「一般病院3」の機能種別での評価がスタート予定であり、特定機能病院の評価として有用だとする意見が出た一方、日本医師会副会長の中川俊男氏は、特定機能病院の承認要件の見直しは、群馬大学医学部附属病院と東京女子医科大学病院の医療安全問題に端を発していることから、医療安全に特化した第三者評価を行うことが必要だとしたほか、両病院ともに、「一般病院2」(地域の基幹的病院が対象)の機能種別で認定を受けていたことを踏まえ、「第三者による評価を過大に評価してはいけない」とも指摘した。 政策研究大学院大学教授の島崎謙治氏は、「承認要件とすることに、必ずしも反対ではないものの、法的に詰めなければいけな...