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「育児休暇取得、キャリアアップ等から困難」、日米とも7割◆Vol.6

レポート 2017年12月11日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

「医師の働き方改革」の議論が進み、また女性医師が増加する中、男女ともに育児休暇を取得しやすい環境づくりが急務になっている。 「日本vs.米国、医師2732人を徹底調査!」で育児休暇の取得経験を聞いたところ、男女を問わず、「ある」と回答した医師は米国の方が多かった(Q1、「子どもはいない」の回答を除いた集計)。 年代による差も想定されることから、50歳以上と50歳未満で分けて女性医師の回答を見ると、50歳以上(米国45.8%、日本30.3%)、50歳未満(米国68.2%、日本62.1%)で、両国とも若い世代の方が取得率が高く、育児休暇取得の環境整備が時代とともに進んでいることがうかがえた。男性医師でも50歳未満の方が取得率は高いが、米国医師は17.6%が育休取得経験ありと回答しており、日本の医師の5.4%と約3倍の開きが見られた。 育児休暇取得のハードルを尋ねた結果、「非常にそう思う」と「ややそう思う」の合計は、男女とも米国医師の方が数ポイント程度高いものの、7割前後に上り、両国とも「職場の人員数やキャリアアップの観点から難しい」と考える医師が多いことが明らかになった(Q2、日本:男性6...