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医学部人気に微妙な変化、日医大も学費大幅値下げ - 2018年度医学部入試動向◆Vol.1

インタビュー 2017年12月7日 (木)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

受験生の医学部人気は変わらないが、新設医大や景気回復の影響を受けて近年は微妙な変化も表れている。各大学は優秀かつ「医師にふさわしい人物」を選抜しようと、入試の多様化も進んでいる。10月末に「プレジデントFamily医学部進学大百科2018完全保存版」を発行したプレジデントFamily編集長の中村亮氏に、医学部入試の現状などを尋ねた(2017年11月25日にインタビュー。全2回の連載)。 ――受験生の「医学部人気」に変化はあるでしょうか。 依然として優秀な学生の多くが医学部を志望している状況は変わりませんが、入学定員は過去10年で約1800人増えており、2018年度は9419人となる予定です。 東北医科薬科大学に医学部が新設された2016年度は128人、国際医療福祉大学に新設された2017年度は158人の定員増となっています。 志願者数は2014年度から14万人台で横ばい傾向にあり、2017年度は14万2740人でした。一方で、国公立大(前期)の志願者数は2015年度の約2万500人をピークに、2017年度は約1万8100人に、倍率も5.7倍から4.9倍に緩やかに低下しています。センター...