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内科は20.8%、外科は5.9%、専攻医登録者数が減少

レポート 2017年12月4日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

医療関係者らが発起人となり組織する「現場からの医療改革推進協議会」の第12回シンポジウムが12月3日都内で開催され、仙台厚生病院(仙台市青葉区)の医学教育支援室長・臨床検査センター長の遠藤希之氏は、11月15日に1次登録が締め切られた新専門医制度の内科と外科の登録状況を独自に集計・分析した結果を発表、内科では20.8%、外科では5.9%、過去の後期専攻医の平均採用実績よりもそれぞれ減少していると指摘した。 新たに基本領域に位置付けられる総合診療の専攻医登録者数は158人にとどまる一方、眼科などの専攻医登録者数は増加しているとし、新専門医制度で診療科別の専攻医割合が変わる可能性を示唆した(1次登録は、『新専門医制度、1次登録は7989人、卒後2年目医師の約9割』を参照)。 遠藤氏は人口当たりの都道府県別の専攻医登録者数も分析、内科では5.47倍、外科では25.2倍の開きが見られた。ただし、過去の分析データの提示はなかったため、新専門医制度により拡大したのか否かなどは現時点では不明だが、専攻医登録者数の地域差が存在することが確認された。 (提供:遠藤氏) (提供:遠藤氏) 診療科別の分析で...