国民医療を守る議員の会、「プラス改定」の取り組み決議
レポート
2017年12月5日 (火)
水谷悠(m3.com編集部)
自民党の「国民医療を守る議員の会」総会が12月5日に国会議員会館内で行われ、2018年度診療報酬・介護報酬同時改定と税制改正大綱策定に当たって、診療報酬の本体部分のプラス改定など6項目の課題に取り組むことを決議した。総会には日本医師会から横倉義武会長ら日医執行部、各都道府県医師会からも代表者が出席。横倉氏は「薬価改定の議論が先行しているが、医療提供体制全体を俯瞰した議論を行っていく必要がある」と発言した。 挨拶する自民党副総裁の高村正彦氏。右は日医会長の横倉義武氏。 総会では、自民党副総裁の高村正彦氏が引き続き会長を務めることを決定。高村氏は総会の冒頭、「国民皆保険を守るのは異論がないところだ。全国津々浦々で良質な医療を受けられるための提供体制がなくなったら意味がない。大きな目的のために診療報酬の闘いも勝ち抜いていかなければいけない」とあいさつした。 事務局によると、出席議員は141人、議員の代理出席102人。総会での議員の主な発言には「国民負担を上げることの説明が必要」、「薬価差に頼らない医療提供体制を構築する努力を」、「(安倍総理が民間に要請している)3%の賃上げは医療・介護従事者...
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