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III群が「DPC標準病院群」、3群の名称を変更

レポート 2017年12月6日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

中央社会保険医療協議会診療報酬基本問題小委員会(小委員長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は12月6日、DPC病院は現行通り3群を維持、各群の名称は変更することなどを盛り込んだ、2018年度診療報酬改定におけるDPC制度の見直しの方針を了承した(資料は、厚生労働省のホームページ)。各病院の特性を評価する機能評価係数IIは8項目から6項目に減少、出来高制から包括制のDPCに移行する際などの激変緩和措置である調整係数は2020年度に廃止するものの、2022年度以降、新たな激変緩和措置を創設することなども盛り込まれている。 医療機関群の名称は、I~III群という表記は群ごとの序列を想起させることから、I群を「大学病院本院群」、II群を「DPC特定病院群」、III群を「DPC標準病院群」にそれぞれ変更する。日本医師会常任理事の松本純一氏は、以前の中医協総会で従来通りの「I~III群の方が都合がいい」と主張したにもかかわらず、名称変更になった理由を質問。 DPC評価分科会分科会長の山本修一氏(千葉大学医学部附属病院長)は、III群からII群に上がるために診療内容を変更するなど、本来...