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入院医療、3つの新機能で再編、実績評価も導入

レポート 2017年12月7日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は12月6日、入院医療(その8)として入院医療の評価体系などについて議論した。厚生労働省は今後の医療ニーズが変化し多様化する一方で、その支え手が急激に減少することが見込まれるとして、これに対応するため、入院基本料を「急性期入院医療を提供」、「集中的なリハビリテーションの提供や自宅等への退院支援」、「長期療養を要する患者への入院医療を提供」の3つの機能を軸とした新たな体系に再編・統合し、前回の議論(11月24日)で提示した、「基本部分の基準」と「診療実績に応じた段階的な評価」を、3つの機能の特性に応じて設定することを提案した(資料は、厚労省のホームページ、前回の記事は『「7対1」と「10対1」を一体系に、段階的評価導入を検討』を参照)。 2017年12月7日中医協総会資料 前回提案した、一般病棟入院基本料「7対1」と「10対1」を再編し、中間的な評価部分を設けることについては、日本医師会常任理事の松本純一氏が「10対1にも急性期の患者がいるのだから、10対1からも中間的な評価に入ることができてもいいのではない...