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外保連試案、内視鏡を別項目として再編

レポート 2017年12月7日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

外科系学会社会保険委員会連合(外保連)は12月5日、2018年度診療報酬改定に向けた「外保連試案2018」を公表した。2016年の「第8.3版」から大幅に改定して「第9.1版」とし、同年に内科系学会社会保険連合(内保連)と合同で作成した「内視鏡試案」を独立した項目として盛り込んで手術、処置、検査から該当する項目を移行した。全体で新規術式は172件、廃棄術式は51件で、総数は第8.3版の3386件から3507件に増加した。 2018年度改定への方向性としては、次の6項目を掲げた。 外保連試案のさらなる精緻化 人件費・医療材料の適正化 腹腔鏡等手術の一括要望 縫合器加算の一括要望 医療技術の新しい評価軸の発信 2016年度改定での問題点の解決―夜間・休日加算の施設基準の緩和 外保連会長の岩中督氏(埼玉県病院事業管理者)は記者会見で、自身が管轄する埼玉県立病院にも労働基準監督署の指導が入ったことを明らかにし、労基署の考え方として「当直医が急患の処置などをすればそれは『当直』ではなく『勤務』であるから、当直ではなく2交代制の「夜勤」として扱わなければいけないという話になっている」と説明した。だ...