1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 7科目必修化や評価の標準化、初期研修の改定案まとまる

7科目必修化や評価の標準化、初期研修の改定案まとまる

レポート 2017年12月8日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省の「第17回医師臨床研修制度の到達目標・評価の在り方に関するワーキンググループ」(座長:福井次矢・聖路加国際病院長)が12月7日に開催され、臨床研修制度の2020年度からの改定方針について大筋で合意した。7科目が必修になるほか、卒前の医学教育との一貫性、評価の標準化などに力点が置かれた。WGは今回で終了し、座長一任で修正の上、年度内に医道審議会医師分科会医師臨床研修部会に提出する予定(資料は、厚労省のホームページ)。 10年ぶりに7科目必修化 臨床研修制度は2004年度の必修化時は7科目必修でスタート。2010年度に「3科目必修+5科目の中から2科目選択必修」に変更となった。2020年度からは再び7科目必修に戻る。 厚労省資料より引用 事務局は改定案の特徴を▽卒前教育(モデル・コア・カリキュラム)との一貫性の確保▽標準化▽質の強化▽簡素化――にあると整理。これまでは各ローテーション内での研修内容の詳細は定められておらず、「地域医療」でも急性期病院で手術ばかりしているといった事例があったが、今回は「地域医療では僻地、離島の医療機関、200床未満の病院、診療所」を選択することとし...