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レセプトへのカタカナ患者氏名記載、任意で2018年度開始

レポート 2017年12月8日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は12月8日、中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)に対し、電子レセプト対応医療機関については、2018年度診療報酬改定でレセプトへの患者氏名のカタカナ記載の協力を求めること、郵便番号(患者住所情報)を記載するよう2018年度改定に向けて検討することを提案、了承された。 ただし、カタカナ記載は「任意のお願い」(厚労省保険局医療課長の迫井正深氏)であり、記載がなくても、審査支払機関または保険者において返戻は行わない(資料は、厚労省のホームページを参照)。 これらの対応は、「診療報酬に係る業務の効率化・合理化、診療報酬の情報の利活用等を見据えた対応」の一環。厚労省が9月に提案した際には、事務が繁雑になるなどの指摘が出ていた(『レセプトに郵便番号、カタカナ氏名記載を提案』を参照)。 患者氏名のカタカナ記載は、介護レセプトで既に採用済み。医療レセプトでもカタカナ記載を実施することで、医療と介護のデータを連結して解析し、リハビリテーション、退院時の支援など、医療と介護の連携の状況に関するレセプトベースのデータが月次で把握可能となる。 郵便番号(...