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療養病棟入院基本料を一本化、段階的評価導入

レポート 2017年12月8日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は12月8日、入院医療(その9)として療養病棟入院基本料の評価体系について議論した。厚生労働省は、「7対1」と「10対1」を一本化する急性期病棟に続き、療養病棟もこれまで「療養1」と「療養2」に分かれていたものを一本化し、段階的評価を導入することを提案。方向性は了承され、算定要件や経過措置の在り方が議論になった(資料は厚労省のホームページ、急性期病棟については『入院医療、3つの新機能で再編、実績評価も導入』を参照)。 2017年12月8日中医協総会 厚労省の提案と、委員の主な意見は次の通り。 ◆療養病棟入院基本料の評価体系 療養病棟入院基本料について、入院医療の評価体系の見直しの方向性を踏まえ、基本部分と医療区分2・3患者割合(診療実績)に応じた段階的な評価とを組み合わせた評価体系に見直してはどうか。 現行の療養病棟入院基本料2については、医療法施行規則の療養病床の看護配置に係る経過措置が、転換に係る期間を考慮し最大6年間延長されるとの方針を踏まえ、平成30年度改定では、まずは2年間の経過措置としてはどうか...