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日米ともに「人生で重視するのは家族・親族」◆Vol.8

レポート 2018年1月7日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

日米を問わず多忙な医師像、かつ資格職の故に「リタイアせず、続けられる限りずっと仕事」という医師もおり、日々の生活、人生の中で、仕事が占めるウエイトが高いことが、今回の「日本vs.米国、医師2732人を徹底調査!」で明らかになった(『米国「卒後5年以内で一人前」、日本は「11~15年」◆Vol.7』などを参照)。 改めて「人生において重視する項目」について選択肢を挙げて聞いたところ、日米ともに最も多かったのは、「家族・親族」だった(Q1)。ただその割合には日米差があり、米国医師では55.9%と半数を超えた一方、日本の医師では34.3%で3人の1人の割合にとどまった。米国で次に多かったのは、「スキルの向上」(17.3%)。一方、日本の医師では「社会貢献」(23.8%)、「自分の自由な時間」(17.5%)と続いた。 「その他」には、日米ともに「患者さんへの貢献」、「専門職として診療能力の維持に気を使っている」、「仕事が生きがい」、「仕事上の達成感」など仕事関係の意見が上がった。「一言では言えない」との回答も見られた。 年代別に見ると、日本の医師では、結婚する医師が増える30代で「家族・親族」...