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2018年度改定、診療報酬本体はプラス0.55%

レポート 2017年12月13日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

政府は12月13日未明、2018年度診療報酬改定の本体改定率を、前回2016年度改定率0.49%よりも0.06ポイント増の0.55%とすることを決定した。「本体プラス」は6回連続、ただし、薬価(薬価ベースでマイナス約7.1%)と医療材料(材料費ベースでマイナス約7.0%)がそれぞれ引き下げとなるため、ネットの改定率は差し引き1%前後のマイナスとなる見通し。2016年度改定では、診療報酬本体と薬価・材料等を差し引いたネット改定率は、マイナス0.84%だった。診療報酬本体の「医科:歯科:調剤」の引き上げ率は、「1:1.1:0.3」から変更しない予定だ。12月18日に予定されている、加藤勝信厚労相と麻生太郎財務相との大臣折衝を経て、12月22日予定の2018年度予算案の閣議決定で、改定率が確定する。 診療報酬本体の改定率は、2006年度はマイナス1.36%だったが、2008年度0.38%、2010年度1.55%、2012年度1.38%、2014年度0.73%(通常分0.1%+消費税対応分0.63%)、2016年度0.49%と推移していた。 11月に発表された医療経済実態調査では、一般病院の損...