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地域医療構想、「調整会議の進め方」の指針取りまとめ

レポート 2017年12月13日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省「医療計画の見直し等に関する検討会」の「地域医療構想に関するワーキンググループ」(座長:尾形裕也・東京大学政策ビジョン研究センター特任教授)は、12月13日の第10回会議で、「地域医療構想の進め方に関する議論の整理(案)」を了承した。厚労省は年明けの「医療計画の見直し等に関する検討会」に諮り、今年度内に都道府県に対して発出する予定(資料は、厚労省のホームページ)。 「議論の整理(案)」は、前回会議で出た意見を修正した内容(前回会議の議論は、『「調整会議」の運営指針、年内にも取りまとめ』を参照)。2017年度から本格化している地域医療構想の調整会議で、有意義な議論が円滑に進むことを目的としている。 13日の会議でも、前回会議と同様に議論になったのが、公立・公的病院等の在り方。「議論の整理(案)」では、日赤や済生会、特定機能病院などの「公的医療機関等2025プラン対象医療機関」について、「構想区域の医療需要や現状の病床稼働率等を踏まえ、公的医療機関等2025プラン対象医療機関でなければ担えない分野へ重点化されているかどうかについて確認すること」と追記された。公立病院については、新...