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邉見全自病会長、改定率「医療界は頑張った」

レポート 2017年12月14日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

2018年度診療報酬改定で、本体部分が0.55%のプラス改定に決まったとの報道について、全日本自治体病院協議会会長の邉見公雄氏は12月14日の記者会見で、個人的な感想として、「医療界は政治力が強い、頑張ったなと思う。状況からしてゼロでも仕方ない、2016年度改定の0.49%までいけばいいと思っていた」と述べ、予想よりもいい数字だとの認識を示した。 12月8日の「医療従事者の需給に関する検討会」の医師需給分科会で公表された第2次とりまとめ案で、新たに創設する「医師少数区域」に勤務する医師の認定制度で、一定の医療機関の管理者としての評価を地域医療支援病院の一部に限るとされていることについて「何も実効性のないものになってしまう」と指摘(『規制色弱まる、医師偏在対策の第2次中間取りまとめ案』を参照)。医師少数区域での勤務を「管理者要件」とするべきだとのこれまでの主張について、「錦の御旗を降ろすつもりはない」と述べ、今後も求めていく考えを示した。 会見では、全自病が選ぶ今年の十大ニュースを以下の通り発表した。 公立・公的病院に逆風強まる(地域医療構想・働き方改革・政策医療など) 厚生労働省に次官...