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開業医「もっと高い改定率を期待」が66%

レポート 2017年12月22日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

2018年度診療報酬改定の改定率が、「本体プラス0.55%」と決まったことを受け、その評価をm3.com意識調査で聞いたところ、開業医では「もっと高い数値を期待」が65.9%で、「厳しい財源の中では妥当」の30.7%の2倍強だった一方、勤務医では「厳しい財源の中では妥当」は52.1%で、「もっと高い数値」を期待」の42.5%を上回る結果となった(結果は、こちら)。 改定率は、医療経済実態調査などに基づく経営実態だけでなく、政府との「交渉」の結果に大きく左右される。交渉に当たった日本医師会に代表される医療関係団体への評価を聞いたところ、開業医と勤務医の回答は同じ傾向で、「頑張ったと思う」「まあ頑張ったと思う」の合計は、約6割に上った。 開業医は経営者として責任を持つ立場から、現状の経営の厳しさを実感し、「本体プラス0.55%」という結果を不十分と受け止めつつも、医療関係団体の活動に対しては一定の評価をしているという結果だった。 自由意見で目立ったのは、安倍晋三首相が経済界に対し、2018年春の賃上げについて、「3%アップ」を要請していることも踏まえ、診療報酬もそれに対応できるよう引き上げ...