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「2018年度改定、ネットでマイナス1.19%」、大臣折衝で決定

レポート 2017年12月18日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)、水谷悠(m3.com編集部)

加藤勝信厚労相は12月18日に会見し、麻生太郎財務相との折衝で、2018年度診療報酬改定は、診療報酬本体を0.55%引き上げる一方、薬価1.36%、材料0.09%それぞれ引き下げ、全体で0.9%のマイナス改定にすると決定したと発表した。診療報酬本体の上げ幅は、12月13日未明に固まっていた(『2018年度改定、診療報酬本体はプラス0.55%』を参照)。薬価については、通常の薬価改定に加えて、薬価制度改革を予定しており、その財政効果(マイナス0.29%)を織り込むと計1.65%の引き下げとなり、全体では1.19%のマイナス改定となる。 各科の改定率は、医科0.63%、歯科0.69%、調剤0.19%という内訳。2016年度の前回改定は、診療報酬本体0.49%増、薬価等は1.33%減で、ネットで0.84%のマイナス改定、薬価制度改革分を加えると1.03%のマイナス改定だった。2018年度は、診療報酬本体は6回連続プラス改定で、前回改定よりも0.06ポイント上回ったものの、ネットの改定率のマイナス幅は0.16ポイント(2016年度マイナス1.03%⇒2018年度マイナス1.19%)拡大した。 ...