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相澤日病会長、改定率0.55%は「100点満点で50点」

レポート 2017年12月19日 (火)  水谷悠(m3.com編集部)

日本病院会会長の相澤孝夫氏は12月19日の定例記者会見で、診療報酬の本体部分の改定率が12月18日の大臣折衝で0.55%と決まったことについて、「落第点とは言わないが、100点満点で50点くらいではないか。病院経営は『ほっと一息』とはいかず、どう工夫してやっていくかだ」と述べ、十分とは言えないとの認識を示した(『「2018年度改定、ネットでマイナス1.19%」、大臣折衝で決定』を参照)。 相澤氏は、日病では「小泉純一郎政権のときもずっと抑えられていたが、そのときよりも厳しい」との意見もあると紹介。前向きに経営していくための数字としては、「1%くらいはプラスにしてもらわないと苦しい」と指摘した。 中央社会保険医療協議会で議論されている、入院基本料の再編(『入院医療、3つの新機能で再編、実績評価も導入』を参照)と消費税問題の関係についても言及。現在消費税分は初診料、再診料、入院基本料に上乗せされているが、再編に伴いどう扱われるかが明らかでないとして、「将来消費税が上がるときに診療報酬から引きはがして、課税にするのは別問題としてその分をまた医療のために使っていこうとしていたのが、曖昧になる。...