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四病協、専攻医数調整の数値公表求め意見書提出へ

レポート 2017年12月20日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

四病院団体協議会は12月20日の総合部会で、専攻医の1次登録者数が過去5年間の専攻医採用実績の平均値を超えないよう調整する際の数値を公表することを求める意見書を日本専門医機構に提出する方針を決めた。日本病院会会長の相澤孝夫氏は記者会見で、「シーリングをやっていくと、下手をすると、医師があまり応募しなかった県はどんどん数が減らされていくことになる。これはおかしいのではないか。どういう数値を使い、どういう計算をするのか明確にしていただきたい」と述べた(『5都府県、1次登録の専攻医、過去の採用実績内に調整』を参照)。 日本病院会会長の相澤孝夫氏 なるべく早い時期の提出を目指すが、今年の調整は既に行われてしまっているため、来年に向けた検討課題とすることを求める。相澤氏は「都道府県全体にバランスの取れた配置をしようということになっていたが、バランスが取れていない。シーリングの在り方を含めて検討していく必要があるのではないか。東京のひとり勝ちのような気もする。見直した方がいい」と述べた。 総合部会では、准看護師試験が事務を担う都道府県の負担になっているとして、地方分権改革の提案制度で委託可能期間を...