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横倉・日医会長、「改定率は60点、希望は0.76-0.78%だった」

レポート 2017年12月21日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

日本医師会の横倉義武会長は12月20日の定例記者会見で、2018年度診療報酬改定で本体部分の改定率が0.55%となったことに対して、「(100点満点で)60点ぐらい。本来は物価、人件費の伸びを勘案すると0.76%か0.78%ぐらいが望ましかろうと考えていた。なんとかギリギリのところではないか」との見解を述べた。 横倉会長は会見冒頭の説明を「ご尽力いただいた安倍首相以下、麻生財務相、菅官房長官、加藤厚労相の関係閣僚、そして自由民主党の高村副総裁、二階幹事長、岸田政調会長、竹下総務会長、田村政調会長代理、橋本厚労部会長、その他関係の国会議員に感謝する」と、自民党幹部への謝辞から始めた。 今改定を取り巻く状況について「10月の総選挙での政権与党の勝利は、社会保障の充実を期待する国民の表れだった」と分析。財政制度等審議会がネットで2%半ばのマイナス改定を求めていたことに対して、日医としては、「医療経済実態調査などから医療機関が厳しい経営状況にあること、政府が3%賃上げを要請する中で全就業者の1割を占める医療者にも適切な手当を行うこと、医療の高度化は成長戦略として別財源を充てイノベーションを促進...