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若手医師キャリア支援、「週4日勤務制」モデル事業も

レポート 2017年12月22日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は12月22日の社会保障審議会医療部会(部会長:永井良三・自治医科大学学長)で、同日閣議決定した2018年度予算案のうち、同省医政局関連の概要を説明した(資料は、厚労省のホームページ)。 人材養成関連では、同省検討会による医師偏在対策の「第2次中間取りまとめ」を実行に移すため、医学部の「地域枠」出身者の支援策として、「医師不足地域における若手医師のキャリア形成支援」(7億5800万円)を新規計上したのが特徴だ(『厚労省、医師偏在対策で関連法案、来年国会提出へ』を参照)。臨床研修費等補助金の予算案も、2017年度より約26億1000万円という大幅増の101億7800万円となった。 「医師不足地域における若手医師のキャリア形成支援」は、「地域枠」出身の若手医師が、医師不足地域への派遣により地域診療義務を果たす場合などを念頭に、(1)週3日は休暇・自己研さん等に充てられる週4日勤務制の導入、(2)休日を確実に取得できるようにする休日代替医師の派遣、(3)複数医師によるグループ診療、(4)テレビ電話等を活用した診療支援――などをモデル的に実施する事業で、派遣される医師のキャリア形成や...