1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 診療側、初再診料引き上げを要望、改定意見

診療側、初再診料引き上げを要望、改定意見

レポート 2017年12月23日 (土)  水谷悠(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)の12月22日の会議で、診療側、支払側がそれぞれ2018年度診療報酬改定への意見書を提出した。診療側は初診料、再診料の引き上げや、診療所や中小病院の再診料の水準を2010年度診療報酬改定以前に戻すことなどを要求。支払側は、「重症度、医療・看護必要度」について「より合理的で客観性・公平性が担保された評価手法の在り方」を検討することなどを求めた(資料は、厚生労働省のホームページ)。 総会では、中医協委員が国民の声を聞く機会として、公聴会を2018年1月19日に千葉市の東京ベイ幕張ホールで開催することを決めた。今後、ホームページなどで意見発表者を募集する。 診療側は、日本医師会常任理事の松本純一氏が説明。初診料、再診料の引き上げは、診療側が2016年度改定に向けた意見書でも求めていたものの、据え置きとされている(『初再診料は据え置き、2016年度改定を答申』を参照)。「医師の技術料の最も基本部分であるとともに、経営原資となるものである」などとして、再び要望した。 入院基本料については、看護職員配置数により格差が付...