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僻地勤務、義務にするなら「後期研修」「30代」が最多

レポート 2018年1月2日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

医師の地域偏在対策のため、何らかの形で僻地勤務を義務づけるべきではという意見も根強い。厚生労働省は現在、「医師少数区域」での勤務経験を有する医師を認定し、地域医療支援病院などの管理者(院長)の要件とすることなどを議論している(『「新規研修開始の医師」が対象、へき地等勤務が管理者要件』)。 地域医療支援病院などの管理者(院長)の要件になったと仮定して尋ねたところ、僻地勤務を「希望する」としたのは20%程度だった。この数字、果たして多いのか、少ないのか――。僻地勤務をする時期としては「後期研修の間」「専門医取得後から30代の間」がそれぞれ3割程度で最も多かった。 Qもしご自身が「施行日以降に臨床研修を開始する者」だったと想定して、地域医療支援病院などの管理者(院長)要件のため、「医師少数区域」での勤務を希望しますか。 管理者要件のために「医師少数区域」での勤務を希望するかを尋ねたところ、医師では「希望しない」は40%強に達し、「希望する」は管理者要件のためかどうかにかかわらず、20%程度にとどまった。 Q 診療所の開設者の要件としても、「医師少数区域」での勤務を課すべきでしょうか。 診療所...