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1期生、留学生含め140人全員の国試合格目指す - 国際医療福祉大学◆Vol.3

スペシャル企画 2018年1月20日 (土)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――順調な滑り出しとのことですが、今後の課題は何だとお考えでしょうか。 医学部長の北村聖氏(以下、北村) 一つは、20人の留学生の「漢字の壁」でしょうか。日本の医師国家試験に合格し、日本のライセンスを取得してもらいたいため、留学生向けの日本語の授業もやっています。 ――留学生には、卒業後、どんな活躍を期待されているのでしょうか。 北村 留学生の中には特別選抜で入学した奨学生がおり、入学金と学費、生活費を奨学金で賄っています。その代わりに、卒後9年間は、当大学あるいは母国の大学など、一定の取り決めをした範囲内で仕事をしてもらうことになります。例えば、日本で研修医として臨床を学び、国際保健などを学んだ後に、母国で行政あるいは大学などで仕事をするイメージです。将来的にはできれば母国の医学、医療の発展に寄与するリーダーになってほしい。 私費留学生や日本人の学生についての卒後の制限はありませんが、英語教育を十分に受け、せっかく「国際」の冠が付いた大学を卒業するのですから、WHO(世界保健機関)やNGO、NPOなど国際的な活躍ができる機関で活躍してもらいたいという思いはあります。あるいは海外に医師...