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「既存医学部のモデル」になれば成功 - 国際医療福祉大学◆Vol.6

スペシャル企画 2018年1月31日 (水)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――国際医療福祉大学の特徴は、1学年140人のうち、20人は留学生という点です。集める際に苦労はされたのでしょうか。 医学部学務部長の池田俊也氏(以下、池田) ベトナム、ミャンマー、インドネシア、カンボジアやモンゴルなどのアジア諸国を中心に、各国の政府あるいは医科大学の学長と協議を続けてきました。各国に出向き、より良い学生さんを選抜してくる仕事は、特に初年度だったこともあり、大変だったのは事実です。しかし、幸い優秀な留学生に入学していただいたことで、その苦労が報われました。留学生には、母国の医学部を休学して本学に来る学生が多くいます。実際に20人の留学生をこの4月から受け入れたわけですが、本当に優秀な方が多く、日本人の学生さんがものすごく刺激を受けていますね。 総長の矢崎義雄氏は、「1学年140人の卒業生を送り出せるようになれば、医療、医学の領域でグローバル化が今後、重要になってくる際に、非常に大きなインパクトになると思っている」と語る。 ――母国に戻っても、医師としての仕事は可能なのでしょうか。 総長の矢崎義雄氏(以下、矢崎) 国によって異なりますが、幾つかの国とは、本学の卒業生につ...