1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「内科15.2%減、外科10.7%減」、専攻医の領域別割合

「内科15.2%減、外科10.7%減」、専攻医の領域別割合

レポート 2018年1月4日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本専門医機構が12月15日に公表した2018年度新専門医制度の1次登録領域別採用数をm3.com編集部が分析した結果、「2014年医師・歯科医師・薬剤師調査」(2014年三師調査)から把握できる卒後3~5年目の領域別医師数(2014年12月31日現在数)と比較して、内科では人数で4.6%減(2650人から2527人)となったことが明らかになった。 専攻医の候補となる医師国家試験合格者数は、この間に約13%増加(2010~2012年の平均合格者数7637人、2016年合格者数8630人)。基本領域に占める割合(領域別割合)が同一で、卒後3年目に専攻医となると仮定すれば、約13%増加すると試算されるが、内科の1次登録採用数の領域別割合は15.2%減(38.3%から32.4%)となったことが、人数減につながった。 外科でも人数は0.4%増だが、領域別割合は10.7%減。領域別割合は、整形外科0.5%減、小児科0.2%減の微減だが、それ以外の領域では増加しており、「専攻医の内科、外科離れ」が生じていることが分かる。人数が増加したのは形成外科、眼科、耳鼻咽喉科など。内科志望者の選択肢となり得る...