1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 診療報酬改定に向け議論を整理

診療報酬改定に向け議論を整理

レポート 2018年1月10日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は1月10日、2018年度診療報酬改定に向けたこれまでの議論の整理を行った。1月12日の会議で最終的に取りまとめた上でパブリックコメントを募集し、1月19日には千葉市美浜区の東京ベイ幕張ホールで公聴会を開催する(資料は、厚生労働省のホームページ)。 2018年1月10日中医協総会 事務局作成の文案に対し、委員からはいくつかの項目で「これまでの議論が反映されていないのではないか」といった意見が出た。健康保険組合連合会理事の幸野庄司氏は、退院支援加算を「入退院支援加算」と改称し、内容も見直しを行う案について、「私は退院支援加算1を取っている施設と取っていない施設で、平均在院日数に有意差がないことを問題視していた。退院支援加算がストラクチャー評価に偏っているのでアウトカム評価を入れてほしい」と要望した。 連合「患者本位の医療を確立する連絡会」委員の間宮清氏は、「明細書無料発行の取り組みを進める」との記述について、「全ての医療機関で患者の求めによらず、無料発行するべきだと発言してきたが、特に反対はなかった。そういう...