1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 出産後の悩み、若手医師へのメッセージ-女性外科医・コミックエッセイ作家:さーたり氏に聞く◆Vol.3

出産後の悩み、若手医師へのメッセージ-女性外科医・コミックエッセイ作家:さーたり氏に聞く◆Vol.3

インタビュー 2018年2月1日 (木)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

女性外科医・コミックエッセイ作家:さーたり氏に聞く ・女性外科医でコミックエッセイも人気◆Vol.1 ・同期と結婚、その理由は?◆Vol.2 ・出産後の悩み、若手医師へのメッセージ◆Vol.3 新作試し読みはこちら⇒ 我が家の「3人目の壁」 職場で出産 噂のドクターコール ――医局という仕組みは、女性医師のキャリア形成においてどうでしょうか。 外科だと手術としては市中病院の方がたくさんできますが、難しい手術は大学病院が中心で、そのレベルが日本の医療水準を保っています。外科医不足と言いつつも、医局は市中病院に比べたらまだ人がいますし、上が下を教えるという文化も残っています。キャリアが中断しがちな女性にとってはメリットが大きいと思います。 ただ、女性ばかりいても大学医局は回らないですし、女性がメリットを享受した分のしわ寄せを誰が負うかというと、男性だったり独身の方だったりします。女性が、というより男女関係なく、医師が皆、朝から晩まで働く時代ではないと思います。効率化できていたら良いと思います。医師は余っているという意見もありますが、実感としてはそんなことは全然ない。少なくとも外科の世界では...