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働き方改革の緊急対策、労働時間管理など5項目は「当然」

レポート 2018年1月15日 (月)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省は1月15日の第6回医師の働き方改革に関する検討会(座長:岩村正彦・東京大学大学院法学政治学研究科教授)に「医師の労働時間短縮に向けた緊急的な取り組み」の骨子案を提案した。(1)労働時間管理の適正化、(2)「36協定」の自己点検、(3)既存の産業保健の仕組みの活用、(4)タスク・シフティング(業務の移管)の推進、(5)女性医師等に対する支援、(6)医療機関の状況に応じた取り組み――の6項目。「緊急的な取り組み」は現行法や省令の改正を要しない内容で、厚労省は検討会で了承を得られれば通知などの形で医療機関に実施を求める。同省医政局医事課は会議後、「(1)~(5)は当たり前のことで、原則(医療機関に)やっていただく内容。一方、(6)は難しいものもある」と説明した(資料は、厚労省のホームページ)。 m3.com意識調査実施中 タスク・シフティング、実施している? 第6回医師の働き方改革に関する検討会 この日は他の議題に時間がかかり実質的な議論に入れず、結論は2月に予定している次回会議に持ち越した。岩村座長は、議論効率化のため、1週間を目途に骨子案への意見を文書で提出するよう構成員に要...