1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 応召義務、何らかの変化望む◆Vol.10

応召義務、何らかの変化望む◆Vol.10

医師調査 2018年1月29日 (月)  水谷悠(m3.com編集部)

応召義務を定めた医師法第19条「診療に従事する医師は、診察治療の求があった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない」は1948年の制定から70年間改正されておらず、関連する通知(厚生労働省のホームページ)も1949年と1955年のもの。厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」でも「時代や社会が抱える問題が変わり、働き方もテクノロジーも変わっている」、「応召義務が決められた時代と今の時代のシステムが大変違っている」などの意見が出ており、議論の焦点の一つとなっている。 Q: 医師法に定める医師の応召義務について、今後どのような対策が必要とお考えですか。 「維持」を選んだのは、役職によってばらつきはあるが、全体で7.9%とごく少数。何らかの変化を望む声が多数を占めた。回答者数は少ないが、「理事長・理事など」と「院長」は「維持かつ義務の軽減」が多い。それより下の役職では、「個人ではなく組織としての義務と明記」の方が多いかほぼ同じだった。よりドラスティックな変革となる「撤廃」も全体で18.0%と、決して少なくない。 「その他」では、以下のような回答があった。 現行法の解釈を組...