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2035年、医師は「都会で過剰、地方で不足」◆Vol.2

スペシャル企画 2018年2月4日 (日)  高橋直純(m3.com編集部)

Q 2035年の医師の需給バランスはどのようになるとお考えですか。 医師の需給バランスは現在も最もホットなトピックスの一つで、全国的に医師不足が指摘されているが、2035年では「都市部では過剰で、地方では不足している」と予想する医師が全体の70.5%で最も多かった。次いで「全国的に医師が過剰になっている」が16.4%で、「全国的に医師が不足している」の10.9%より多かった。 その他では以下のような意見が寄せられた。 ・専門医は過剰になるが、かかりつけ医として総合診療が出来る医師が不足する。 ・専門医は余る。 ・都市部ではバランスが取れるが、地方ではますます不足する。 ・都市部の高齢化により都市部で不足、地方は人口減のため過剰になる。 ・奴隷のように働く医者は不足、サボる医者は過剰。 ・必要とされる科は不足し、それ以外は過当競争になる。 Q 地域や診療科の医師偏在を解消するための強制力を持った医師配置の制度が導入されているとお考えでしょうか。 医師の配置を巡っては、厚生労働省は現在、「医師少数区域」での勤務経験を有する医師を認定し、地域医療支援病院などの管理者(院長)の要件とすることな...