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負担軽減には「医療クラーク充実」、「当直明け勤務免除」◆Vol.11

医師調査 2018年2月5日 (月)  水谷悠(m3.com編集部)

Q:医師の時間外労働を減らすにはどのような対策が有効とお考えですか。(複数回答) 全体で最も多かったのは「医療クラークの拡充」で63.8%、2位は「当直明け勤務の免除」で55.7%。勤務先別では、大学病院と民間病院では全体と同じく「医療クラークの拡充」、「当直明け勤務の免除」が1、2位だったが、公立病院と公的病院ではこの二つは逆転した。どの勤務先種別でも、当直明け勤務や、さまざまな事務作業を負担と感じている医師が多いようだ。 今後進展が予想される「スマートフォンなどを活用した遠隔診療」は最も少なく、「AI(人工知能)を用いた診療支援」がその次に少なかった。中央社会保険医療協議会でも診療側委員からは「遠隔診療はあくまで対面の補完」などの意見が出ており、慎重な医師が多いことがうかがえる。 「大病院への外来集中の是正」は大学病院が他の約2倍の41.1%。特にこの問題に苦しむ現状が如実に表れた。「コンビニ診療など受診行動見直し」は全体で47.2%あり、どの種別でも多くなっており、患者の啓蒙の重要性はある程度認識されていることが分かる。 「その他」では、以下のような回答があった。 一般市民の考え...