1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「医師×IT×在宅医療」の先駆者 - 武藤真祐・鉄祐会理事長に聞く◆Vol.1

「医師×IT×在宅医療」の先駆者 - 武藤真祐・鉄祐会理事長に聞く◆Vol.1

スペシャル企画 2018年2月3日 (土)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

「2025年問題」、その後も高齢者人口が増加を続ける時代を迎える一方、労働者人口が減る中、医療の在り方そのものも改革が必要になる。そのキーワードの中で重要と言えるのが、在宅医療とIT、遠隔医療。 2010年に在宅医療専門クリニックを立ち上げ、2017年度からは福岡市でITを使った遠隔医療の実証に取り組むなど、その先駆的な運営が注目されるのが、医療法人社団鉄祐会理事長の武藤真祐氏。祐ホームクリニックを都内4カ所のほか、宮城県石巻市で展開。最近ではシンガポールをはじめ、海外展開も進める。 循環器内科医から経営コンサルタントを経て、鉄祐会を立ち上げた武藤氏。自身のキャリアと鉄祐会の現在の取り組みと将来構想をお聞きした。 ――そもそも2010年に、在宅医療メインの診療所の立ち上げを考えたきっかけは何でしょうか。 開業に踏み切ったのは、目の前の風景が変わっていく中で、単に運命に身を任せるのではなく、自分の中で、何かしら解を見付けなければいけないと思ったからです。 武藤真祐氏 1996年東京大学医学部卒業、2002年同大大学院医学系研究科博士課程修了。同大医学部附属病院、三井記念病院にて循環器内科...