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群大遺族説明会「改革の取り組みに自信が付いた」

レポート 2018年1月23日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

群馬大学医学部附属病院は1月21、22の両日、「改革・改善状況についてのご遺族説明会」を開催した。22日は報道陣向けに記者会見を開き、田村遵一病院長は「改革の取り組みについて自信が付いた」と説明した。 説明会の対象は日本外科学会が調査した50症例の遺族で、21日には14組21人、22日は7組10人の計21組31人が参加した。平塚浩士学長、田村病院長が謝罪をした後、斎藤繁副病院長が「改善・改革の実施状況」、塚越聖子副院長・看護部長が「看護部における取り組み」、小松康宏・医療の質安全管理講座教授が「医療安全文化醸成のための取り組み」をそれぞれ説明した(改善策については、『群大「肝胆膵外科死亡率が激減」改革状況を報告、報告書から1年』を参照)。 遺族に対しては2016年7月の事故調査委員会報告書が提出された後に、病院長らが個別に訪問し説明、謝罪を行ってきた。一部の遺族は2017年11月に再発防止を求める申し入れを行っていた。改革状況の遺族説明会がこの時期になった理由について、田村病院長は「改善改革は一朝一夕には行かない。1年前には仕組みは概ねできたと思っていたが、実際にできているかは自信がな...