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医師28人を行政処分、精神保健指定医不正申請で

レポート 2018年1月26日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省は医道審議会医道分科会の答申を受け、医師28人に対する行政処分を決定した。発効は2月8日付。全て精神科医で、業務停止2月が2人、同1月が11人、戒告が15人。28人のうち21人は聖マリアンナ医科大学病院での精神保健指定医の不正取得問題に端を発した全国的な調査で不正が判明して2016年11月に精神保健指定医を取り消された医師、残る7人のうち3人はこれに関連して指定医を辞退、4人は新規申請を却下された医師(『101人の不正を認定、精神保健指定医、大学教授も対象』を参照)。 不正申請と認定された101人のうち2人は問題発覚までに死亡。今回の28人は全てこの99人に含まれており、残る71人は「本人の弁明や資料精査、十分な審議の時間を確保するため、今後複数回に分けて行う」(医政局医事課長の武井貞治氏)。71人の内訳は2016年11月に精神保健指定医を取り消された医師が68人、関連して辞退した医師が3人。 聖マリアンナ医科大学病院の事例では不正取得した医師よりも指導医に重い処分が下ったが、今回は逆に申請した医師が2月、指導医が1月のケースもある(『聖マリ資格不正取得の23人医業停止、医道...