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「週3日以上、24時間以上」の組み合わせ、常勤換算可能に

レポート 2018年1月29日 (月)  水谷悠(m3.com編集部)

医師や医療従事者が柔軟な働き方をできるようにするため、一部の領域の診療報酬について、複数の非常勤職員の組み合わせで常勤として換算することが可能になる。厚生労働省が1月26日の中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)に提示した。妊娠、出産や育児、介護などの事情がありフルタイムでの勤務が難しい医療従事者が働きやすくなり、医師確保に苦労する医療機関にとっても、やりくりがしやすくなることが期待できそうだ(資料は厚労省のホームページ)。 2018年1月26日中医協総会 いずれの職種も、「週3日以上かつ週24時間以上の勤務を行っている複数の非常勤職員を組み合わせた常勤換算でも配置可能」となる。医師では小児科、産婦人科、リハビリテーション科、精神科、麻酔科、その他の領域の指定する項目が対象。ただし、産婦人科の「ハイリスク分娩管理加算」では「常勤の産婦人科または産科に従事する医師3人のうち、常勤換算でも配置できるのは、2人までに限る」、麻酔科の「麻酔管理料(2)」では「常勤の麻酔科標榜医5人のうち、常勤換算でも配置できるのは、4人までに限る」との制限がある。 看...