m3.com トップ>医療維新>スペシャル企画|小説「朔風 ...>朔風は春の暖かな湿気と匂いを帯びて【連載小説「朔風」最終回】
2018年1月30日 久間十義(小説家)
[あらすじ・登場人物はこちら][連載第1回はこちら]病院譲渡の話が立ち消えたことにより、バトラー病院の内部は職員の流動化というか、紛糾の度合いを深めることになった。譲渡賛成派だった人々に動揺が走り、赤字を抱えたまま存続が可能なのか、疑心暗鬼に陥って、今が辞め時とばかりに離職する者が続出したのだ。名ばかりではあったが、一応院長の肩書を持っていた健太朗は、けれどこの動きにうろたえはしなかった。彼がバトラー病院に赴任してすぐ、北斗医大からの医師引き上げがあった辺りから、この事態はとっくに予想されていた...
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